えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2024> 『1日10分の哲学』大嶋仁 著の紹介

 

『1日10分の哲学』大嶋仁 著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2024年2月29日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

1日10分の哲学(新潮新書)

1日10分の哲学(新潮新書)

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

哲学ってなんだか難しそう!って思っている人にこそ読んでもらいたい。

1日10分、頭の体操ができる一冊。

・哲学は日常どこにでも宿っている

・哲学は有名な哲学者だけのものではない。人々の言葉の端々も先生はつかまえて、哲学の世界のひらめきを感じている。

・エピソードはアンダーラインを引きたくなるような良い言葉が出て来る。

・ものすごいことを簡単に解りやすい言葉にまとめてくださっている。

 

 

 

 

章の最後に参考文献が出て来る。これも役に立ち、チェックしたくなる。

一気読みしてほしくない本。毎日10分ずつ読んで、考えることがたくさんあるので、速読はしてもらいたくないなと思いました。

・考えるヒントがいっぱい与えられている本。

・人に話したくなるような蘊蓄をちょろちょろと入れながら進んでいく。

5ページで終わるのでくどくない。

・噛みしめながら何回かその章を読んで、自分なりに考えて欲しいなと思います。

哲学に触れるきっかけになる。

・お気に入りの自分の考え方がこの中で必ず見つかる。そして、それについて自分なりの哲学をのばしてみるのも良い。

中・高校生でも読める内容。考えることの大切さをお子さんにも。

著者プロフィール

1948(昭和23)年、神奈川県鎌倉市生まれ。比較文学者。東京大学大学院博士課程修了。1995年から福岡大学人文学部教授。2016年退職、名誉教授。「からつ塾」運営委員。『科学と詩の架橋』『生きた言語とは何か』『石を巡り、石を考える』など著書多数。(新潮社・著者プロフィールより)

 

 

 

感想

哲学って難しそうって思っていましたが、実は、誰しも身近な人の言葉に哲学を感じることって結構あると思います。聴いている音楽の歌詞の中とかにもね。あまり身構えず、スッと腑に落ちるものがこの本の中にありそうですね。頭の体操にもなるそうです。短い時間で読めるということなので、通勤電車の中で読むとか、ちょっとした隙間時間にも良さそう。それでは、また来週。

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。