『いちばんの願い』:トーン・テレヘン著の紹介です。
ニッポン放送あなたとハッピー!2023年12月21日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
『いちばんの願い』:トーン・テレヘン著、長山さき訳
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・著者はオランダの国民的作家でお医者様。動物を主人公にした作品を何と50作以上、たくさんの賞も受賞している。
・日本で有名になったのは「ハリネズミの願い」。
・本作では動物が63種類出て来る。奇妙さのある話は哲学的ですらある。
・このシリーズに唯一存在しないのは「死」。笑いや涙など様々なものがあるけど、「死」だけはない。
・「こんにちは、あり」など、挨拶がしっかりされていて、森で出会うはずのない動物同士が仲良く交流。
・我々がこの動物たちのどれに当てはまるか、考えてしまう。
・ささやかであったりったり、ものすごく深かったり、とんでもない願いだったりと、キュンキュンしながら、なんて素敵な物語なんだろうと。
・トーン・テレヘンさんの集大成ともいえる一冊。
トーン・テレヘンプロフィール
1941年、医師の父とロシア生まれの母のもと、オランダ南部の島に誕生。ユトレヒト大学で医学を修め、ケニアでマサイ族の医師を務めたのちアムステルダムで開業医に。1984年、幼い娘のために書いたどうぶつたちの物語『一日もかかさずに』を刊行。以後、どうぶつを主人公とする本を50作以上発表し、文学賞を多数受賞。オランダ出版界と読者の敬愛を一身に集めている。『ハリネズミの願い』で2017年本屋大賞翻訳小説部門受賞。おもな作品に『きげんのいいリス』『キリギリスのしあわせ』『おじいさんに聞いた話』。(新潮社HPより)
感想
ずーっと気になっていたシリーズでしたが、なるほど、こういう内容だったのですね。毎日1編ずつ読むのも良さそうです。シリーズの最初から読むか、集大成ともいえる本作から読むか、いずれにしろ、トーン・テレヘンさんの作品は一度は読んでみなきゃ!と思いました。来週はブックソムリエあるのかな?それでは、また来週?!
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