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<中瀬ゆかりのブックソムリエ2024>『異常殺人』ポール・ホールズ、ロビン・ギャビー・フィッシャー著の紹介

 

『異常殺人』:ポール・ホールズ、ロビン・ギャビー・フィッシャー著の紹介です。

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2024年2月1日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

『異常殺人』ポール・ホールズ、ロビン・ギャビー・フィッシャー

異常殺人―科学捜査官が追い詰めたシリアルキラーたち―

異常殺人―科学捜査官が追い詰めたシリアルキラーたち―

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・すさまじいノンフィクション。著者はアメリカの科学捜査官として超有名。

・著者のプライベート(結婚は2回している)が崩壊していく様も、正直にリアルに描いている。

・変な脚色や盛ったりもせず書いた捜査実録

・アメリカで起きた殺人事件は10件に4件は未解決。そして、現在も約2000人以上のシリアルキラー(連続殺人犯)が活動中。

・なかでも「黄金州の殺人鬼」の正体をとにかく突き止めたい。

40年間に及ぶ事件で、その手口はサディストで残忍で異常

事件現場の生々しい描写がスゴイ。

 

 

 

・解説はデーブ・スペクター氏。これがものすごく良い。

・犯人は残酷なことをするだけでなく、被害者たちにかける言葉がこれまたひどい。

・被害者だけでなくジャーナリストも捜査官も壊れていく

狂気の引力のすごさ。

捜査官の方に敬意を表したいと同時に未解決事件は解決すべきだと強く思った。

・表紙の裏は犯人が残した手書きの地図が大きく載っている。「怖っ」となる。

 

 

 

著者プロフィール

カリフォルニア州ベイエリアに位置するコントラコスタ郡保安官事務所と地方検事局に27年間勤務。科学捜査と事件現場捜査の両方の経験を持ち、キャリアを通じて未解決事件と連続凶悪事件を専門とする。地方検事局在職中に、FBIとサクラメント郡地方検事局とタッグを組んで革新的な捜査技術を応用、アメリカ史上最大の被害を出した連続強姦殺人犯「黄金州の殺人鬼」の正体を突き止めた。逮捕以来、数々のテレビ番組に出演。また退職後も、世間の注目を集める難事件において現場の捜査官たちの相談役を務めるほか、未解決事件の被害者家族の支援を続けている。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

やぁ~、これ、「5時に夢中!」でも紹介されていたのですが、何度聴いても「怖そう」って思ってしまいます。小説じゃなく実話ってとこがさらに怖いです。アメリカ史上最大の被害を出した連続強姦殺人犯、その実態は?気持ちを強く持って挑みたい1冊ですね。それでは、また来週。

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【5時に夢中!】中瀬ゆかりのエンタメ番付1月場所(2024年1月25日) 

 

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