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【王様のブランチ】キボリノコンノさんインタビュー<どっち?>(2024年2月17日 )

 

王様のブランチのBOOKコーナーの作家インタビューの内容をまとめています。

どっち?:キボリノコンノ

どっち?

 

どっち?

インタビュー

 

―――お子さんはもちろん、大人も本気で読む絵本だなと思いました。

 

キボリノコンノさん:

そうですね。真剣に読まないと。難しいクイズ本になっていますね。

 

―――木で全部作られているということですが、素材を木に選んだ理由は?

 

キボリノコンノさん:

コーヒー豆を見ていて、触った感じが木っぽいなって。で、ちょっと木で作ってみようかなと彫ってみたら、そっくりにできた。最初は木彫り作家になろうとか、趣味でやろうとかは全然なかった。

 

 

 

 

―――実物を触るとより感動が増す。見た目と触っている感覚があまりにも違いすぎてバグを起こします。ひとつの作品が完成するまでの時間は?

 

キボリノコンノさん:

ひとつ、1日か2日で作り上げます。一気にガーーッと集中して。

 

―――信じられないです。

 

キボリノコンノさん:

食べものをモチーフにして作ることが多くて、時間を置くと見本の食品の形が変わったり、干からびたりしてしまう。なので時間勝負で作らないと。

 

―――1日の制作時間は?

 

キボリノコンノさん:

だいたい1日10時間くらい。休憩とかもせずに集中しきって。ご飯もトイレも忘れちゃう。お菓子とか作っているときは、たまにつまんで(笑)

 

 

 

 

―――あの答え合わせが、間違えるとめちゃくちゃ悔しくて。だけどユーモアがあって楽しい。あの答え合わせ、最高でした!

 

キボリノコンノさん:

ありがとうございます。今回、絵本を作る上で、どうやって面白く見せようかなってすごく考えていて、ただそっくりなだけじゃ物足りない。じゃ、クイズの答え合わせを面白くしたい。「悔しいけど、面白い!」というものにしたかったんですよね。

ひとこと

本日は、番組内でキボリノコンノさんの作品を見て、みんな「ワーー、キャーー」言っていました(笑)この絵本、今、手もとにあるのですが、本当に難しいですよ。たぶん、全部やってみて、もう一度、最初からチャレンジしても、また間違えちゃうというレベル。あまりによくできていて、思わずイラっとしてしまいます(笑)じっくり見ても必ず間違える。子供よりむしろ大人が躍起になるかも!?ホント、すごいです。それでは、また来週。

キボリノコンノプロフィール

木彫りアーティスト。
1988年生まれ。2021年に趣味で木彫りを始め、「あっと驚くもの」をテーマに作品を制作し、SNSで発表し続けている。「溶けかけの氷」をはじめ、「注がれるコーヒー」や「シガールと袋」など、数多くの作品がTVやインターネットで話題となり、2023年からプロの木彫りアーティストとして本格的に活動を開始。全国各地で展覧会やワークショップなどのイベントを開催。(Amazonより)

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出版を記念して渋谷パルコでは、木彫り作品を生で楽しめる展覧会が開催中。一部の作品は実際手に取って写真を撮ることが出来たり、クイズコーナーも。クイズは全部で20問!ご興味のある方は、是非、会場に足を運んでみて下さい。