えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞書評ピックアップ】朝日新聞2020年4月4日掲載分 感染症と人類

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

今週はどんな本が登場しているのでしょうか?見て行きましょう。

 

 

 

一冊目はこれ!

 

晴れの日散歩:角田光代

晴れの日散歩

晴れの日散歩

  • 作者:角田 光代
  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: 単行本
 

 

 書評は押切もえ(モデル・文筆家)さん。

著者が「些末な一日」という日々の中に時の流れを慈しむ様子が伝わってきて、読後、自分は生活の中で心動かされることを見過ごしていないだろうか、と振り返るきっかけをもらう一冊だ。━━━書評一部引用。

 

装丁写真に角田さんの愛猫・トトが登場していますね!もう角田さんの本には欠かせない存在です。食、私、世間、暮らしなど、角田さんのエッセイは身近な出来事が多く、とても親近感がある。本書もあっという間の一気読み間違いない。

 

 

 Amazon内容紹介より

日々の記憶のかけらをすくいあげた人気エッセイ
人気作家・角田光代さんが雑誌オレンジページにて14年に渡り連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。あっという間に過ぎてしまう日々のできごとを鮮やかに描いた1冊。

 

 

2冊目です。

 

夢の正体:夜の旅を科学する:アリス・ロブ

夢の正体: 夜の旅を科学する

夢の正体: 夜の旅を科学する

  • 作者:アリス ロブ
  • 発売日: 2020/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

書評は横尾忠則(美術家)さん。

僕が本書で最も関心を持ったのは明晰夢の研究だ。「本★物としか思えないほどリアル」だという明晰夢は超常現象や宇宙の場面が多★いという。あの宇★宙的な夢は明★晰夢だった?━━━書評一部引用。

 

内容も気になったが、書面でひときわ目を奪われたのは、横尾氏の書評欄。文章にめちゃめちゃ★が散りばめられている。さすが、芸術家(笑)表紙もタイトルも、なんとなくミステリアス。夜の旅の正体は?知りたいような、知りたくないような...。 

 

  Amazon内容紹介より

近年盛んな睡眠研究から、フロイトとユングの夢分析、S・キング『IT』、映画「インセプション」、村上春樹まで――科学と文化の両面から夢の正体に迫る。
夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢(めいせきむ)。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中にはじめて体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。
折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。科学者たちは夢の役割に気づき始めている。それはでたらめな現象ではなく、私たちの学習を助け、精神的トラウマを克服するためにも必要なのだ。多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、また自身の体験を深めるなかで、心身の健康に不可欠なその機能、夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を体験し、それを実生活に生かす方法などが明かされる。
私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・サイエンス。 

 

 

 

ひもとく:感染症と人類

 

 「ひもとく」の欄には、「感染症と人類」というテーマでたくさんの本が紹介されていました。紹介のあった本を載せておきます。

 

 

 

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感染症関連の本が気になります。不安を煽られそうなので、読むのが怖い感じもします。ですが、備えやヒントになることが必ずあると思うので、一冊くらいは読んでおきたいところです。

 

今週はここまで。

ここから数週間、さらなる試練が待っていますが、みなさん、どうぞご無事で過ごせますよう。それでは、また来週。