毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。
今週はどんな本が登場しているのでしょうか?見て行きましょう。
一冊目はこれ!
晴れの日散歩:角田光代
書評は押切もえ(モデル・文筆家)さん。
著者が「些末な一日」という日々の中に時の流れを慈しむ様子が伝わってきて、読後、自分は生活の中で心動かされることを見過ごしていないだろうか、と振り返るきっかけをもらう一冊だ。━━━書評一部引用。
Amazon内容紹介より
日々の記憶のかけらをすくいあげた人気エッセイ
人気作家・角田光代さんが雑誌オレンジページにて14年に渡り連載を続けているエッセイ「散歩」シリーズ第4弾。多忙ななか、京都出張の折りに震えるほどおいしい卵サンドに出会ったり、魚卵好きで朝から明太子のために行列に並んだり。迷路のような渋谷で途方にくれたり、まったく進まない本棚整理を楽しんでいたり。あっという間に過ぎてしまう日々のできごとを鮮やかに描いた1冊。
2冊目です。
夢の正体:夜の旅を科学する:アリス・ロブ
書評は横尾忠則(美術家)さん。
僕が本書で最も関心を持ったのは明晰夢の研究だ。「本★物としか思えないほどリアル」だという明晰夢は超常現象や宇宙の場面が多★いという。あの宇★宙的な夢は明★晰夢だった?━━━書評一部引用。
Amazon内容紹介より
近年盛んな睡眠研究から、フロイトとユングの夢分析、S・キング『IT』、映画「インセプション」、村上春樹まで――科学と文化の両面から夢の正体に迫る。
夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢(めいせきむ)。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中にはじめて体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。
折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。科学者たちは夢の役割に気づき始めている。それはでたらめな現象ではなく、私たちの学習を助け、精神的トラウマを克服するためにも必要なのだ。多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、また自身の体験を深めるなかで、心身の健康に不可欠なその機能、夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を体験し、それを実生活に生かす方法などが明かされる。
私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・サイエンス。
ひもとく:感染症と人類
「ひもとく」の欄には、「感染症と人類」というテーマでたくさんの本が紹介されていました。紹介のあった本を載せておきます。
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感染症関連の本が気になります。不安を煽られそうなので、読むのが怖い感じもします。ですが、備えやヒントになることが必ずあると思うので、一冊くらいは読んでおきたいところです。
今週はここまで。
ここから数週間、さらなる試練が待っていますが、みなさん、どうぞご無事で過ごせますよう。それでは、また来週。