ニッポン放送あなたとハッピー!2020年8月20日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。
番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?
早速見て行きましょう。
プロジェクト・インソムニア:結城真一郎
■著者略歴
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞してデビュー。「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録された。━━新潮社著者プロフィールより
■内容
殺人鬼は夢の中、全ての現実を疑え。
巧緻にして大胆不敵。最高密度のノンストップミステリ!
「年齢・性別・属性の異なるメンバーが夢のなかで生活を共にする」。
特殊睡眠導入剤〈フェリキタス〉の開発で莫大な財を成した、ソムニウム社による極秘人体実験、〈プロジェクト・インソムニア〉。被験者に選ばれた蝶野は、失意の日々から一転、自らの願望を〈クリエイト〉できる〈夢〉の世界に魅了されてゆく。しかし、とある〈疑念〉の発露が、完全なる理想郷を、突如おぞましい悪夢へと変貌させる。ここは夢か、それとも――。蝶野のかつての盟友、蜂谷が囁く。「聞いたことないか?夢の中なかで死ぬと、現実でも死ぬっていう都市伝説」。
かつて世間を震撼させたバラバラ殺人事件、消えた天才ピアニスト、口径が合わない大量の銃弾、そして、終わらない殺害予告。幾重にも張り巡らされた〈悪意〉の連鎖が前代未聞の惨劇を呼び起こす。期待の俊英による新感覚ミステリ。━━Amazonより
今回は新感覚ミステリ!です。
中瀬さん:
大きなテーマは「夢」(寝ている時見る方)です。
非常によく練られた小説で、「こう来たか、こう来たか」と、ちょっと声を出してしまうような展開。夢と現実、どっちがどっちだか解らなくなる部分などもある。物凄く視覚を刺激されるような表現も出てきますし、こっちが気持ちよく騙されるなんてところも。若いし、非常にこれから楽しみな作家とのことです。
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次回のブックソムリエは・・・8月27日です。
中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。
ではまた!
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