ニッポン放送あなたとハッピー!2021年1月28日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。
番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?
早速見て行きましょう。
書きたい人のためのミステリ入門:新井久幸
■著者略歴
一九六九(昭和四十四)年東京都生まれ、千葉県育ち。京都大学法学部卒。在学中、推理小説研究会、通称ミステリ研に所属していた。九三年、新潮社に入社。「新潮45」編集部、出版部を経て、二〇一〇年から六年間「小説新潮」編集長を務めた。現在、出版部文芸第二編集部編集長。━「 BOOK著者紹介情報」より
■内容
読むと書くとは表裏一体。書き手の視点を知れば、ミステリは飛躍的に面白くなる。長年、新人賞の下読みを担当し、伊坂幸太郎氏、道尾秀介氏、米澤穂信氏らと伴走してきた編集長が、ミステリの“お約束”を徹底的に解説。フェアな書き方、アンフェアな書き方とは?望ましい伏線の張り方は?複雑な話だから長編向き?「人間が書けている」とは?なぜ新人賞のハウツーを信じてはいけない?読むほどにミステリの基礎体力が身につく入門書。━━「BOOK」データベースより
中瀬さん:
書きたい人というだけでなく、その裏側には読みたい人、ミステリもっと読みたいんだけど、何から読んだらいいんだろ、そういう人にとっては格好のガイドブックです。わたしも相当ミステリが好きで読んで来たつもりなんですけれどね。長編、短編、日本、海外からありとあらゆる名作を新井さんが選りすぐる。作家の間でも評判になっていて、「めっちゃ勉強になる。」と、現役のミステリ作家たちも騒いだという。本当にお世辞抜きで、ミステリに関わらず、小説を書くという事がどういうことかということが解って来るし、面白い本を求めている人にとっても意外に読めてないものあったりと。特にちょっとした短編とか。
(ミステリについてのあれこれを本書より紹介)
中瀬さん:
今出ている中で、史上最大のミステリ案内本。これを読むと「この小説は絶対読まなきゃ」っていう本がたくさん出て来る。ステイホーム中、家で読書する人たちにとってはこの本は最良の案内書になっています。「まだまだミステリいけるじゃん」みたいな、古典から最近のものまで網羅されていますから、是非、参考になさってみてください。
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<感想>
これは心して読まないと、どんどん読みたい本が増えてしまうという怖いパターンですね。紹介された本を片っ端から読んでしまいそうです。ミステリー小説に迷ったら、まずはこの本から選んでみるといいかもですね。
今回の本、「書きたい人」じゃなく「読みたい人」のためって感じがしました(笑)まぁ、どういう姿勢で読むかによって違うと思うのですが。わたしも「読みたい人」で、ミステリ本は外したくない!と思っているので、この本を参考にしてみようと思いました。
次回のブックソムリエは、中瀬さん2週お休みで2月18日です。
来週は垣花さんかな?それではまた来週?
★過去のラジオ棚はこちらです。
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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。
ではまた!