ニッポン放送あなたとハッピー!2020年12月10日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。
番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?
早速見て行きましょう。
世の中と足並みがそろわない:ふかわりょう
■著者略歴
どうしても略せない言葉、スマホ画面が割れたままの女性、「ポスト出川」から舵を切った30歳、誰も触れなくなった「結婚」のこと、アイスランドで感じた死生観、そしてタモリさんからの突然の電話…。世の中との隔たりと向き合う“隔たリスト”ふかわりょうの、不器用すぎる歪な日常。━「 BOOK著者紹介情報」より
■内容
1974年8月19日生まれ。神奈川県横浜市出身。慶應義塾大学在学中の94年にお笑い芸人としてデビュー。長髪に白いヘア・ターバンを装着し、「小心者克服講座」でブレイク。後の「あるあるネタ」の礎となる。「シュールの貴公子」から「いじられ芸人」を経て、現在はテレビMCやコメンテーターを務めるほか、ROCKETMANとして全国各地のクラブでDJをする傍ら、楽曲提供やアルバムを多数リリースするなど活動は多岐にわたっている━「BOOK」データベースより
中瀬さん:
(5時に夢中のMCとして) ふかわくんはみごとな猛獣使いぶりでね。各曜日の猛者、マツコさんや私たちもそうですが。この人、言葉に対する感覚が素晴らしいなって。だから人が発するちょっとした違和感とか、面白さなどパッとその場で引き受けて、広げて遊んでくれるんですよね。多くを語るわけではないんだけど、スッと差し出すセンスが抜群にいいなと思っていたら、やっぱり書く才能があるんですね。なかなかこれだけのクオリティのエッセイ集は読めない。
いろいろなテーマで書かれているんですけど、基本的にふかわくんの頭の中、どんなことを考えているのか、ほとんどこの中に出したなって。まぁある意味よくぞここまで脳のストリップやってくれたなって言うくらい、自分の人とちょっと違うところとか、「かなりお前変わってるな」って言われるようなところも全部出してますから。
でもこれが今ね、すごく激しくみんなの共感や共鳴を生んでいるんですよ。ふかわ君自身、「自分が日頃抱いている些細な違和感など、為になるとは到底思っていないけれども、ひょっとしたら、世界のどこかに共鳴してくれる人がいるのではないかと。誰かの溝にはまるのではないかと、淡い期待をしていると。でも沢山いたら、それはそれで嫌なので、ほんのちょっとだけ外食できればそれでいいんです。」みたいなことを言っているんですけど、意外に結構いたっていう。この歪み、ふかわは歪んでるんですけど、ふかわ君くらい歪んでいる世の中の人もいっぱいいて、どこに共鳴するかも人によって違うんですけどね。
(ここで中瀬さんの好きな本書の羊のエッセイと、略せないエッセイを紹介。また、タモリさんことや、さま~ずの大竹さんの話なども登場。)
中瀬さん:
(芸能人の話に関して)ふかわくん、芸能人に仲良しはいないんですよ。でも関わって来る人を見事に捉えた描写とか、あと、ラジオの良さ、リスナーとの距離などのエピソードなど、ありとあらゆるテーマを「ふかわ節」で笑わせてくれる。ちょっとホロっとするものもある。こんだけ色々な顔があって、でも、全てがふかわりょうなんだなって。
ふかわりょうに興味がある人はもちろんバイブルのような本だし、ふかわりょうのことがイマイチよく解ってないなって人には、これ一冊で彼の人間性に触れちゃうかもしんないっていう一冊なので是非。
今すごく売れていて、ふかわくんもびっくりするくらいの反響をもらっているって言っていましたけど、仲間というか、同じ番組をやっているからというんじゃなくて、私がふかわりょうを知らなくても、すごく面白いと感じる。そういう一冊です。
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<感想>
5時に夢中でも中瀬さん、本書を紹介されていましたね。メンバーのみなさんも絶賛されていました。(上記リンクで番組内での会話を掲載しています)
本日ゆっくりひとつひとつの内容を伺ってみて、改めて面白そうだなぁと感じました。図書館の予約、早くも待ち人が大勢いました(T_T)
ふかわさん、基本的にすごく真面目な方なんだろうな~って感じていますが、答え合わせ的に本書を読んでみようかなって思いました。羊の話はとても読みたい!
次回のブックソムリエは12月17日。尾木ママとの共演だそうです。それでは、また再来週!
★過去のラジオ棚はこちらです。
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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。
ではまた!