えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>三浦しをんさんの新刊紹介(2023年6月15日) 

 

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>墨のゆらめき:三浦しをん著を紹介。

ニッポン放送あなたとハッピー!2023年6月15日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

墨のゆらめき:三浦しをん

作品内容

 

 

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

テーマは文字。本書は先にAmazonのオーディブルで配信されたもの。

聴いてから読むか、読んでから聴くか、どちらから入っても楽しめる小説。

・登場人物の書家(書道教室で子供に教えている)はキャラがぶっ飛んでいるが滅茶苦茶魅力的。

「書」というものをこんなに美しく再現し、表現したものがあるか?ってくらい、みごとに「書」について書かれている。描写が見事。

・読んでいて文字が浮かび上がって来る感覚ある。

・ホテルマン・続と遠田のやり取りがクスリクスリとさせられる。

・最近、手書きの文字で何かを伝えることから遠ざかっているけど、改めて大事なことは手紙に託すというのはいいことだなって思った。

・決して長い小説ではないけど、世界観がすばらしく一気に読める。

・出て来る人が全員愛おしい

・このふたりのコンビ(バディ)での続編や映像化も希望!(全員言っていました)

三浦しをんプロフィール

1976年、東京生まれ。2000年、『格闘する者に○』でデビュー。以後、『月魚』『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』など、小 説を次々に発表。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。他に、小説に『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』な ど、エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ビロウな話で恐縮です日記』などがある。(Amazonより)

感想

そうかそうか、しをんさん、今回もかなーり楽しい小説を書かれたのですね。すでに図書館に予約済みで間もなく読めるので期待が一気に高まりました!わたしも書道はずっとやっていたので、どんな風に描かれているのかとても気になります。

それでは、また来週。

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。