<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>墨のゆらめき:三浦しをん著を紹介。
ニッポン放送あなたとハッピー!2023年6月15日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
墨のゆらめき:三浦しをん
作品内容
2022年11月、朗読の配信がスタートすると、文芸、人文、自己啓発などのオーディブルのオールジャンルでランキング1位を獲得、「笑って泣いた」「心が共鳴した」「最高!」「小説をあまり読まない自分でも引き込まれた」「映像化希望」と早くも大好評、感動の声があがっています。本作は「バディもの」であり、「文字に魅せられる者」、「才能を有する者の葛藤」などが描かれ、三浦しをんさんの真骨頂にして王道、新たな傑作の誕生です。(Amazonより)
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・テーマは文字。本書は先にAmazonのオーディブルで配信されたもの。
・聴いてから読むか、読んでから聴くか、どちらから入っても楽しめる小説。
・登場人物の書家(書道教室で子供に教えている)はキャラがぶっ飛んでいるが滅茶苦茶魅力的。
・「書」というものをこんなに美しく再現し、表現したものがあるか?ってくらい、みごとに「書」について書かれている。描写が見事。
・読んでいて文字が浮かび上がって来る感覚ある。
・ホテルマン・続と遠田のやり取りがクスリクスリとさせられる。
・最近、手書きの文字で何かを伝えることから遠ざかっているけど、改めて大事なことは手紙に託すというのはいいことだなって思った。
・決して長い小説ではないけど、世界観がすばらしく一気に読める。
・出て来る人が全員愛おしい。
・このふたりのコンビ(バディ)での続編や映像化も希望!(全員言っていました)
三浦しをんプロフィール
1976年、東京生まれ。2000年、『格闘する者に○』でデビュー。以後、『月魚』『秘密の花園』『私が語りはじめた彼は』『むかしのはなし』など、小 説を次々に発表。2006年、『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。他に、小説に『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』な ど、エッセイに『あやつられ文楽鑑賞』『悶絶スパイラル』『ビロウな話で恐縮です日記』などがある。(Amazonより)
感想
そうかそうか、しをんさん、今回もかなーり楽しい小説を書かれたのですね。すでに図書館に予約済みで間もなく読めるので期待が一気に高まりました!わたしも書道はずっとやっていたので、どんな風に描かれているのかとても気になります。
それでは、また来週。
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