えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【ラジオ】<中瀬ゆかりのブックソムリエ>邯鄲の島遥かなり上:貫井徳郎 2021年9月9日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2021年9月9日放送分

 

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。

 

 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

 

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?

早速見て行きましょう。 

邯鄲の島遥かなり上:貫井徳郎

 

■著者略歴

1968年東京都生まれ。早稲田大学卒。1993年、鮎川哲也賞最終候補となった『慟哭』でデビュー。2010年、『乱反射』で日本推理作家協会賞、『後悔と真実の色』で山本周五郎賞受賞。『愚行録』、『灰色の虹』、『新月譚』、『微笑む人』、『宿命と真実の炎』、『罪と祈り』、『悪の芽』ほか著書多数。━━新潮社著者プロフィールより

 

内容

島に生きた、ある一族の百五十年の営み。渾身の大河小説三千二百枚、開幕! 神生島 にイチマツが帰ってきた。神か仏のような人間離れした美貌の一ノ屋松造に、島の女 たちは例外なく魅入られていく。イチマツの子供には、みな体のどこかに同じ徴が あった。またその子供たちにも――。明治維新から「あの日」の先までを、多彩な十 七の物語が鮮やかに映し出す。三ヵ月連続刊行スタート。━━Amazonより

 

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・ミステリー業界で大人気の貫井さんの3200枚に及ぶ渾身の大河小説

・8月から10月にかけて上中下巻、3か月連続刊行

・架空の島が舞台。なんとなく「大島」っぽい雰囲気。

・ある一族の150年、明治維新から現在までの営みを描いた物語。

 

 

 

・一つの一族をずっと追って書くことを貫井さんはやってみたかったんでしょう。

・日本の歴史の重要な分岐点が一話一話に入っている。全部で17話の話が入っている。読み切り形式なのでどこから入っていっても読める、上巻だけでも、中巻だけでも楽しめる作りになっている。

・何年か一度にイケメンが生まれる。島中の女性が魅了される。

・ちょっとだけ読んだけど文章にスピード感がある。ものすごく頭が良くて、きっちり絞られている。筋肉質の文章。イケメンは敵だ!(森永さん談)

・書きたいことがはっきり決まっているので、だらだらしていない。

 

中瀬さん:

必ず自分の好きな話が何話かあると思う。長いからためらうかもしれませんが、コロナ禍だからこそ読むタイミングだと思うので是非。

 

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<感想>

上巻だけで7センチくらいあるそうです!本日のブックソムリエはゲストの森永卓郎さんも参加。中瀬さん、森卓さんのこと、褒めているのか、けなしているのか分らないオモシロ突っ込みをしながらの楽しいトークでした。ブサメンとか大笑いしながらガンガン言ってるし!しかし森永さん、ちょこっと読んだだけで的確なコメントを言っていたなぁ。中瀬さんもそのすごさにびっくりされていました。恐るべし、森卓。

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。

ではまた!