えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>咲かせて三升の團十郎:仁志耕一郎-4月28日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年4月28日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

咲かせて三升の團十郎:仁志耕一郎

 

■内容

 

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・襲名披露公演がコロナでずっと延期されているなか、いろいろ注目されている海老蔵さん。海老蔵さんにもぜひ読んでもらいたい

・ものすごい波乱万丈。火事で妻と子を失う、確執、再婚、女関係、悪女の存在。

・歌舞伎の分かりやすい手引書のような感じがある。

かわら版バッシングなど、今と同じような部分も。

・ある史実をもとにミステリー仕立てにした要素がある。大事件も起こる。

・いろんなキャラクターがすごく魅力的に描かれている。

構成が良く、グイグイ引き込まれていく。

・團十郎が持つ凄さや怖さを感じさせられる。

今と地続きにある歌舞伎界。歌舞伎が好きな人も、そうでない人も楽しめる一冊。

 

■著者について

1955年富山県生まれ。東京造形大学を卒業後、広告会社に勤務。2012年『玉兎の望』で第7回小説現代長編新人賞、『無名の虎』で第4回朝日時代小説大賞を受賞し、作家デビュー。2013年、同二作で第2回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。他の著書に、『玉繭の道』『とんぼさま』『松姫はゆく』『家康の遺言』『按針』がある。東京・深川で長く暮らす。2022年4月現在、山梨県在住。(新潮社著者プロフィールより)

■感想

ブックソムリエを聴くまでは、さほど興味がなかったけれども、話を聴いているうちに俄然読みたくなった。とにかく今の歌舞伎界と同じ、いろんな話が出て来るみたいで、好奇心をそそられました。期待の一冊です。

それではまた来週!

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。