本日の王様のブランチ・BOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
本日の王様のブランチ(2023年3月11日放送分)で、おすすめされた話題の本と著者のインタビューをまとめて掲載しています。
■太田光さん:笑って人類!
■内容
「笑いもので結構! 私の子供の頃の夢はコメディアンだ。偉大なコメディアンになって世界中を笑わせたいと思っていた。今こそそれを叶えてやる」
“マスターズ和平会議”はテロ国家共同体ティグロ代表・ブルタウにより破壊された。会議に遅刻し、世界に恥を晒したピースランド首相・富士見はマスコミから糾弾され、デモ隊から生卵をぶつけられ、支持率は地に落ちた。しかし彼は会議を再開するべく、フロンティア合衆国の大統領代理・アンに想いを込めた手紙を送る。富士見を取り巻く桜を始めとした個性のキツイ秘書たちと、アンと彼女を支える国務長官・ダイアナは、武器ではなく「言葉の力」で、どんな国のどんな立場の人間も置き去りにせず、世界を一つにしようとする。しかし、両親をテロで亡くしたアンには、ある秘密があった――。(Amazonより)
■著者について
1965年埼玉県生まれ。88年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。2010年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『文明の子』『違和感 (扶桑社新書)『芸人人語』などがある。(Amazonより)
■インタビュー
―――「未来は明るい」ってよく言う。でも「明るい」じゃなくて「面白い」が肝ですよね。
太田さん:そうなんですよ。暗いこともあるし、滑った転んだいっぱいあるだろうけれども、全部含めて面白いんだっていう思いがあります。
―――太田さんのお人柄が見えるような、優しい方なんですね。
太田さん:ありがとうございます。優しいってほどでもないけど(爆笑)
映画のシナリオとして書き始めたんです。最初は。映画がダメになって、そこから小説に直して。シリアスな場面や残酷な場面はあるんだけど、どこかにギャグを入れたい、要するに喜劇映画を作りたかった。
子供のころ、ハマコーって暴れん坊の政治家がいたんですよ。浜田幸一。僕も何度も共演しているですけど、自民党の若手議員がバリケードを作ってストライキみたいになっているのを、椅子をぶん投げながら「いいか!政治はな、俺たちのためにあるんじゃないんだ!」ってね。思想信条は僕はあまり合わなかったんだけど、でも人間としてはすごく好き。昔ながらの正義感が。あの言葉が自分の中にあった。
―――タイトルへの思いは?
太田さん:我々「爆笑問題」も「笑う」って文字が入っている。自分の小説には「笑」って文字を入れたい。「笑っていいとも」のパクリです。(爆笑)
*世界平和のために歩み続ける男たちの物語です。
■ブックランキングで話題になった本
変な日常を綴ったエッセイ。
なんてことない日常が愛おしくなるエッセイ。
■ひとこと
536頁の大作ですね!一体いつ書いていたのだろう?というか、太田さんはやはり書くのが好きなんでしょうね。そして、子供たちへの未来目線で綴られているのも太田さんらしい。インタビューではもっと暴れるかと思ったけど、わりと真面目でした(笑)ハマコーさんのVTRも久々見たなぁ。あんな破天荒な政治家は、もう出てこないんじゃないかな。それでは、また来週!
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