ここのところ図書館本の予約を躊躇している。ちょっと神経質すぎると思われるかもしれないけれども、図書館のようにたくさんの人が触れる本は、果たして安全なのかということ。
これはなにも今回に限ったことではなく、インフルエンザが流行る時期にも、小心者の私はいつも警戒している。インフルの場合はそれほど神経質になる必要はないようなことをネットで見かけたが、それでもちょっと気になっていた。
そこに来て今回は新型コロナ。人類初のウイルスだもの、解らないことだらけであることは致し方ありません。でも、防げるものなら徹底的に防いでおきたいと思う。というのも、うちには持病のある高齢者家族もいる。私が借りて来る本を回し読みもしてもいる。これって大丈夫なのかな?って思いつつも、私たちは本から離れられない。
先日テレビで、病院の待合室にある本なども気をつけてくださいと言っていました。病院だからというのもあるのでしょうけど、やっぱり本からの感染だってあるのだろう。
こうした本に付いたウイルスはどのくらいの時間生きているのか?表紙の表面を除菌シートなどで拭うことは有効なのか?
あと、これは本と関係ないけれど、スーパーなどで、包装されていない剥き出しのお惣菜や、パン屋さんで陳列されている剥き出しのパンも大丈夫?っていつも思う。パン屋さんはそれほど広い空間でもないし、そこでくしゃみしている人も見かける。飛沫感染って、食べ物に付着した場合どうなの?
いつまで経ってもスーパーやパン屋さんは対策する気配がないところを見ると、それほど神経質になる必要はないのかな?加熱すれば大丈夫なのかな?などなど、買い物へ行くたびに疑問は膨らむ。
しかし、やはり怖い。結局、心配しながら食べるストレスを考えると、やはり止めようという結論へ至り、個別包装されたスーパーのパンを購入して帰る。パン屋さんのパンが好物な我が家にとって痛手は大きいけれども、焼き立てのパンを横目で見ながら素通りするようになった。
話は戻る。本当のところ、図書館の本は大丈夫なのか?「書籍消毒機」なるものを設置しているところもあるそうで、以前、導入のニュースを見たときは、「そこまでする?」なんて思ったのだけど、今となっては導入されている図書館が羨ましい。
......とは言え、新型コロナに有効なのか?それはそれでまた新たな疑問が生まれてしまうわけだけど。
本にしてもパンにしても、日常のささやかな楽しみを中断するのは本当に辛いけれども、今回ばかりはちょっと慎重になろうと思う。本の方は幸い積読本が結構ある。この機会にそちらの方を読むことにして、楽しみにしていた予約本は少しの間お休み。
神経質になればなるほど、いろんな感染ルートが見えて来る。今、私たちは本当に危機の真っ只中の場所に居ることを実感させられる。