えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞書評ピックアップ】朝日新聞2020年4月25日掲載分 

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

今週はどんな本が登場しているのでしょうか?見て行きましょう。

 

 

 

一冊目はこれ!

 

先生も大変なんです いまどきの学校と教師のホンネ:江澤隆輔

先生も大変なんです いまどきの学校と教師のホンネ

先生も大変なんです いまどきの学校と教師のホンネ

  • 作者:江澤 隆輔
  • 発売日: 2020/03/07
  • メディア: 単行本
 

 

 書評は本田由紀(東京大学教授・教育社会学)さん。

冷静な分析と親しみやすい語り口に導かれて、学校という独特な世界の内部を覗き見させてくれる書。━━━書評一部引用。

 

ほんとうに大変と聞いていますが、具体的にどう大変なのか?特に今は休校等で予定変更事項が多くなり、教師の負担はここから数年、さらなる負担がのしかかってくるのではないかと心配です。現場の声を聞ける一冊になりそうです。

 

 「BOOK」データベースより

「忙しい」「ブラック」と評判の学校。どうしてそんなに忙しいの?そんなに働いて何をやっているの?なぜ変わらないの?そんな疑問に現役の先生が正直に包み隠さず、大変さもやりがいも率直に語ります。

 

 

2冊目です。

 

勝間式超ロジカル料理 ラクしておいしく、太らない!:勝間和代

ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理

ラクして おいしく、太らない! 勝間式超ロジカル料理

  • 作者:勝間和代
  • 発売日: 2020/03/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

書評は坂井豊貴(慶応大学教授・経済学)さん。

 

自宅で多くの時間を過ごす「コロナ時代」の手引書のようになっている。書かれたのはコロナ騒動以前のはずだが、驚くほど「いま」読まれるべき時代性を獲得しているのだ。仕事中心ではなく、自宅で穏やかな暮らしを送る著者の姿は、いまの時代を生きるひとつのロールモデルとなろう━━━書評一部引用。

 

ラクして、おいしく、太らない。理想です。☟の内容を見ると、やはり太らないなりの健康的な食材を使ったメニューが多そうですね。さらに効率的に料理できるのなら、便利な調理家電もいいですよねぇ。自分に合ってそうな新しい調理家電はどんなものがあるか、参考になりそうです。

 

「BOOK」データベースより

 

 後がけしょうゆ肉じゃが、塩だけ低温スープ、材料切るだけパスタ、材料切るだけサラダ、キノコのマリネ、キノコとキウイのサラダ、基本のカレー、基本のシチュー、基本の味噌汁、豚肉の低温蒸しハム、野菜のまとめ蒸し、蒸しカボチャの洋風和え物、蒸し豆シンプルご飯、豆とベビーリーフのサラダ、昆布と豆の玄米ご飯、トマトと鶏肉の無水オーブンスープ、チキンの網焼き、ナッツとドライフルーツの天然酵母パン。料理の基本的な法則と現代のテクノロジーを調べ尽くし、研究し、超効率化した「勝間式超ロジカル料理」。

 

 

 

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三冊目はこれ。

 

「ひもとく」のコーナー、今週は ご近所という宇宙

書評はエッセイストの宮田珠己氏が三冊セレクトしています。

 

片手袋研究入門小さな落としものから読み解く都市と人:石井公二

片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人

片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人

  • 作者:石井 公二
  • 発売日: 2019/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

なんという斬新な町歩きだろう。

むりやり考え出したテーマではなく、子どもの頃からずっと気になっていたという点で、もはや文学に近いのかもしれない。━━書評一部引用。

 

 「BOOK」データベースより

片方だけで現れる彼らの正体とは?発見すれば必ず撮影し、ひとつの片手袋からあらゆる妄想をふくらませる。研究に明け暮れた十数年で得た、約5000枚におよぶ膨大なデータから見えてくる世界とは―。「片手袋とは何か?」を知ろうとする人のための“研究入門書

 

片方だけの手袋が落ちていたらちょっとギョッとしますよね。落ちているものの中で、ドラマ性を感じるものナンバーワンかもしれません(笑)でも、それを本にしちゃった人がいるとは!これは興味深い。

 

このコーナーで紹介されていた他の2冊もupしておきます。

そんなふうに生きていたのね まちの植物のせかい

はじめての暗渠散歩: 水のない水辺をあるく (ちくま文庫)

 

 

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今週は身の周りで出来ること、特に自炊の機会が増えた方も多いのではないかな。うちの中で楽しめることはたくさんありそうです。いろんな角度から生活を見直すよいチャンスなのかもしれませんね。今週はここまで。それではまた来週。