えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【中瀬ゆかりのブックソムリエ】2020年5月21日放送分 銀花の蔵:遠田潤子

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2020年5月21日放送分

 

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。

radikoでも聴けますよ!
 

 

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本かな?早速見て行きましょう。

 

銀花の蔵:遠田潤子

銀花の蔵

銀花の蔵

 

 

まずは作者の紹介。

 

遠田潤子

1966年大阪府生まれ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009年『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

 

ということで、今、じわじわと人気を広げている実力派作家とのこと。人間心理を丁寧に描くミステリー作品がお得意だそうですよ。本作も「遠田さんの筆力が炸裂した大河小説」と中瀬さん。

 

あらすじ

絵描きの父と料理上手の母と暮らす銀花は、一家で父親の実家へ移り住むことに。そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る、歴史ある醤油蔵だった。家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、昭和から平成へ、少女は自分の道を歩き出す。実力派として注目の著者が描く、圧巻の家族小説。━━━━「BOOKデータベース」より

 

 

銀花ちゃんという少女が主人公。彼女の母親は盗癖があり、そのことを銀花は誰にも言えず苦しんでいる。父親はそんな妻のことを知っているのだけれども、どうも浮世離れした感じでふわふわしている。祖母は厳しい人。そんな家族には秘められた過去があり・・・。銀花の成長とともに様々な苦難が展開される。月並みな展開ではないそうです。

 

 

 

こんな感じで、中瀬さん曰く、「このままドラマにしてほしい」とのこと。アシスタントの熊谷さんも「朝ドラにしてもいい」とおっしゃっていました。

 

とにかく人間心理が巧みで、女性の一代記ものが好きな方に特におすすめとのこと。

久々に正統派の大河小説を読んだって感じで、読後感も良いそうです。

 

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とても気になっていた作家さんです。どの作品から読もうか迷っていたのですが、この小説からにしたいと思います。女性一代記ものが大好きなので、これは絶対読みたいです。うー早く読みたいなぁ・・・・。

 

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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。

 

ではまた!