えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【王様のブランチ・BOOK】(2020年8月15日)四畳半タイムマシーンブルース/ラストで君は「まさか!」と言う夏の物語

 

王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。

 2020年8月15日分はこちら!!

今週の特集は「読みやすい!驚きの結末!の最新作2冊」です。

 

 

1冊目です。

ラストで君は「まさか!」と言う夏の物語:PHP研究所

 

 

 

  

 ■内容

サイダーみたいにシュワシュワ弾ける「夏」のお話をあなたに。人気シリーズ第14弾! 3分後に衝撃のラスト! 夏に読みたいショートストーリー 【本書の特徴】★3分間ショートストーリー×20話! 朝読にもぴったり! ★夏休み、プール、心霊スポット、スイカ割り……夏ならではのお話を収録。 ★ラストには「まさか!」のエンディングをお約束! ━━Amazonより

 

 

シリーズ第14弾。

1話は10ページ以内。ラストは「まさか!」のエンディングをお約束。

 

 

ラストで君は「まさか! 」と言う 夏の物語 (3分間ノンストップショートストーリー)
 

 

 

 

2冊目です。

四畳半タイムマシーンブルース:森見登美彦

 

 

  

 ■内容

水没したクーラーのリモコンを求めて昨日へGO! タイムトラベラーの自覚に欠ける悪友が勝手に過去を改変して世界は消滅の危機を迎える。そして、ひそかに想いを寄せる彼女がひた隠しにする秘密……。
森見登美彦の初期代表作のひとつでアニメ版にもファンが多い『四畳半神話大系』。ヨーロッパ企画の代表であり、アニメ版『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』の脚本を担当した上田誠の舞台作品『サマータイムマシン・ブルース』。互いに信頼をよせる盟友たちの代表作がひとつになった、熱いコラボレーションが実現!━Amazonより


■著者について

1979年奈良県生まれ。京都大学農学部卒、同大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる━「BOOK」データベースより

 

奈良の自宅からのリモートインタビュー

 

舞台と小説がコラボということで、森見さん自身、新たな試みとなる物語。

 

━ 本作を書くきっかけは?

 

森見さん:

僕の小説が何度かアニメになっているんですけど、その脚本を上田誠さんが書いてくださることが何度かありまして、たまには僕の方からお返しじゃないですけど、上田さんの舞台を、逆に僕が小説にすることをやってみたいなって、以前から考えていた。

 

大学生たちを主人公にした小説をよく書いてたので、その同じ世界観を使って小説にするなら、サマータイムマシン・ブルースが一番自分の得意なところでやれる。

 

━ 舞台を小説にすると言うのは、なかなか珍しいケースだなと思ったんですけど。

 

森見さん:

難しかった。役者さんが言ったら面白いことが、その言葉だけを小説に持ってきてもなかなか面白くならない、ってこともありますし。舞台版のストーリーの伏線とか、そういう面白さは出来るだけ変えないように面白がってもらえるように努力はしましたね。

 

薄々わかっていたけど、そのまま舞台のストーリーを小説にしても面白くなりにくい。小説で新しくいろんなことを付け加えないと物足りないものになってしまうと言うか。

 

自分が大学生の時に好きな女の子に声がかけられなかったことを、今の自分から思い出したりすると、あ~って辛くなるんですよね。そういうのを色々思い出しつつ書いていた。書いているうちに自分もタイムマシンに乗って、もっぺん(当時の自分に)会いに行く感じになっていて、それが面白かった。

 

 

四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本)

四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本)

 

 

 <感想>

森見さん、ひさしぶり拝見いたしました。相変わらず温和で優しそうな森見さん。森見さんと言えば京都というイメージがあったのですが、京都ではなく奈良にお住まいだったんですね。

 

....ということで、今週はここまで。それではまた来週!

 

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