毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。
今週はこの一冊です。
『七人の侍』ロケ地の謎を探る:高田 雅彦
書評は横尾忠則(美術家)さん。
山の中腹からは村の全貌(ぜんぼう)を俯瞰(ふかん)するシーンであるが、大蔵のセットそっくりの村をもうひとつ作ってしまう。だったら、最初からこの村で撮影をすればと思うが、そこは黒澤さんの拘りを超えたリアリズム魂が揺るがない。
ラストのすさまじい雨のシーンは大蔵のオープンセットで撮影。水車小屋のあの物凄(ものすご)い火事のシーンは映画を超えた現実だ。熱風でやけどを負った土屋嘉男さんは後に、「殺されると思った」と僕に語った。助監督の堀川弘通さんは「死人が出てもいいんですか」と黒澤さんに迫った。━書評一部引用
■内容
『七人の侍』のロケ地はここだ!―今、明らかにされる『七人の侍』の撮影現場。黒澤明生誕百十年、三船敏郎生誕百年記念出版。撮影スナップに写る風景や当時の航空写真、さらには現地調査による関係者の証言等から、謎のロケ地を完全特定。東宝秘蔵の“未公開”スチール大量掲載。二木てるみ・加藤茂雄、安藤精八…出演者とスタッフが語る撮影現場の真実。━「BOOK」データベースより
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先週から一冊に絞り込んでコンパクトにしてみました。。改良を重ねながら、読みやすいページを目指しますのでよろしくお願いいたします。
現在コロナの感染者数を見ても、あまり驚かなくなった感じですが、実際は数も増えているし、これから寒くなってさらに状況は悪くなりそう。いま一度、気持ちを引き締めて予防に努めましょう。
今週はここまで。それではまた来週!