王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2020年11月14日分はこちら!!
今週の特集は青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」です。
お探し物は図書室まで:青山美智子
■内容
お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。『木曜日にはココアを』の著者が贈る、明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。━━「BOOK」データベースより
■著者について
1970年生まれ、愛知県出身。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1回宮崎本大賞を受賞。同作と2作目『猫のお告げは樹の下で』が未来屋小説大賞入賞━━「BOOK著者紹介情報」より
今回は、青山さんのゆかりの図書室でインタビュー。物語のモデルとなった図書室だそうです。
青山さん:
いつも念頭にあるのは、言葉って発する側のものではないんですよね。言葉って受け取る側のもので、受け取った側が自分のものにしていくのが言葉なんだと感じます。
この本を読んで「優しい本ですね」と言って下さるのを聞くたびに、それは読んでいる人が優しいんじゃないかなっていつも思っている。私は特別なことはなにも書いていないので、それは読んでくださった方の力だと思います。
(今作のキーアイテムとなる羊毛フェルトの付録について)
青山さん:
(はじめは)本のリストの最後にフライパンって書いて、それを付録としようと思っていた。そしたら担当の編集者さんが「これ玩具がいいです!!」っておっしゃって、でも既製品じゃない方がいいなって。じゃ、小町さんがハンドメイドするならなんだろう?って想像していった時に、羊毛フェルトって針一本で無限大の世界が生み出せる、すごいなって、「これは羊毛フェルトだ」と思ったら、そこからどんどん物語が膨らんでいきました。
悩みを持った人に寄り添い、そっと背中を後押ししてくれる優しさあふれる一冊です。
<感想>
本書のように、もし、私のことをなにも知らない司書さんが、わたしのために選書してくれるとするならば、一体どんな本をすすめてくれるのかな~と想像しちゃいました。そして付録にかわいい羊毛フェルト!嗚呼、リアルにどこかの図書室でやってくれないかしら?(笑)
それではまた来週!
過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!