水谷豊 自伝(新潮社)を紹介。
ニッポン放送あなたとハッピー!2023年8月3日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
水谷豊 自伝:水谷豊・松田美智子
作品内容
こんなに自分の過去を振り返ろうとしたことは一度もなかった――。
岸田今日子と蒲団の中でトランプをした子役時代、初めての挫折と衝動的な家出、
『傷だらけの天使』の忘れられない共演者、『熱中時代』の本当のモデル、離婚と再婚、親友との永遠の別れ、切望した相棒と裏相棒、俳優としての美学と監督としての思い――出演作の秘話から実人生の起伏、多彩な交友録まであますところなく語り尽くした初の著作。(Amazonより)
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・水谷さんと松田美智子さんの共著。松田さんは松田優作さんの前の妻で現在はライター。水谷さんは松田優作さんと親友。ということで、今回のインタビューはとても深いところまで聴き出している。
・週刊新潮のロングインタビューで一部掲載され、とても好評だった。
・中瀬さんは、水谷さんのことを大好きになったと。なんて素敵で、ものすごい人。読んだだけで惚れた。人間的にホント魅力的な人。
・本人もまさかここまで話すと思わなかったというレベルまで話している。
・12歳からの子役時代の思い出、甘酸っぱい思い出話も。順風満帆、成功者と思われがちだけど、挫折や家出、離婚などもあった。
・伊藤蘭さんとは、こんな夫婦いるの?っていうくらい素晴らしい夫婦関係。
・松田優作さんとのエピソード、俳優たちとの交流。男の先輩俳優に惚れ込まれて来たようだが、話は自慢ぽくなく、自然でまったく「俺が」って部分がない。
・「相棒」シリーズの裏話などファンにはたまらない内容も。名作回のピックアップもされている。
・俳優哲学をもったクレバーな方だなと思った。人として尊敬する。
・芸能人の自伝はいいことだけ書かれていたり、言い方はちょっと悪いけど、うっすっぺらく残るものがないものが多いイメージがあるけど、本作は読み終えるのがもったいないくらいズッシリくるものがあった。
共著の松田美智子プロフィール
山口県生まれ。金子信雄主宰の劇団で松田優作と出会い結婚。一子をもうけて離婚。その後、シナリオライター、ノンフィクション作家、小説家として活躍。『天国のスープ』(文藝春秋)『女子高校生誘拐飼育事件』(幻冬舎)等の小説を執筆するとともに、『福田和子はなぜ男を魅了するのか』(幻冬舎)、『越境者松田優作』(新潮社)、『サムライ 評伝三船敏郎』(文藝春秋)等のノンフィクション作品を多数発表。(新潮社・著者プロフィールより)
感想
水谷豊さんのファンではなかったのですが、本日の放送を聴いたらものすごく興味が湧きました。垣花さんも中瀬さんも、何度も興奮しながら「素敵な人」を連発。いろいろなエピソードもたくさん詰まった1冊のようで、これは読みごたえがありそうです。水谷さんのファンはもちろん、そうでない人にも、読み物としても楽しめそうですね。「熱中時代」とか、懐かしいなぁ。それでは、また来週!
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