王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2021年年7月10日分はこちら!!
今週の特集は万城目学さんの「ヒトコブラクダ層ぜっと」です。
ヒトコブラクダ層ぜっと:万城目学
■内容
万城目ワールド、
ついに海を越えて世界へ!
梵天、梵地、梵人(三つ子)。その特技は泥棒、恐竜化石発掘、メソポタミア、未来予知。彼らが向かった先(イラク)に待つものは!?
貴金属泥棒で大金を手にした三つ子の前に、ライオンを連れた謎の女が現れたとき、彼らの運命は急転する。わけもわからず向かわされた砂漠の地で、三つ子が目撃する驚愕の超展開とは!? 稀代のストーリーテラー・万城目学が挑む、面白さ全部載せの物語。アクションあり神話ありでどのページからも目が離せないジェットコースターエンターテインメント!ありえないほど壮大 × 呆れるほど予測不能━━Amazonより
■著者について
1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年にボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。ほかの小説作品に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『偉大なる、しゅららぼん』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『バベル九朔』『パーマネント神喜劇』など、エッセイ作品に『べらぼうくん』などがある。━Amazonより
━━周りの反響はいかがでしたか?
万城目さん:
今までよりね、熱量が大きいような...なんかそういう気がしますね。
━━15年間練り上げたストーリー、そのアイデアの源は?
万城目さん:
趣味というか癖で外国の映画の予告編を観ているときに、続きを頭の中で作るのが好きなんですよね。お題をもらったようなもの。湾岸戦争のあとの砂漠を舞台にした予告を観たんですよ。もし、日本人がイラクの砂漠で何か物語を紡ぐなら、自衛隊の人がPKO活動でいけるかなと。
(ここで万城目さんの熊本での化石発掘体験の話)
万城目さん:
「どこかに白亜紀の化石が入っているかもしれない」っていう。行く前は、「明日は熊本の新聞一面いきますよ」と、すごく盛り上がって行くんです。「我々もらいました」みたいに。5分で無理だって分かります。こんなの絶対出ないっていう。
万城目さん:
今回はね、越えられない何かを書いた気がします。
兄弟の絆あり、アクションあり、謎解きありの痛快な冒険小説です。
<感想>
作品も毎度楽しいですけど、万城目さんご自身も何か面白ネタを持ってそう!って雰囲気の方。温和そうで話しやすかったみたいで、インタビューも会話がポンポン弾んでいました。今回は上下巻。間違いなく大作でしょうねぇ。構想にものすごく時間をかけていますもの。装丁も上下巻で見ると楽しさアップ。
早速、図書館の予約を....と思ったら、年内には無理っぽいほどすでに予約が!買えってことかな(笑)
それではまた来週!
過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!