王様のブランチ・BOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
八月の御所グラウンド:万城目学
内容
女子全国高校駅伝――都大路にピンチランナーとして挑む、絶望的に方向音痴な女子高校生。謎の草野球大会――借金のカタに、早朝の御所G(グラウンド)でたまひで杯に参加する羽目になった大学生。京都で起きる、幻のような出会いが生んだドラマとは――。今度のマキメは、じんわり優しく、少し切ない人生の、愛しく、ほろ苦い味わいを綴る傑作2篇(Amazonより)
万城目学プロフィール
1976年大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。2006年、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビューすると一躍注目を集め、09年には同作が舞台化・映画化された(Amazonより)
インタビュー
―――京都を舞台に書いた感想は?
万城目さん:
滅多にないんですけど、いいの書いた。いつもと少し違う何かがありました。
―――(京都をぶらぶらしながら)「セカンドハウス」、小説にも登場しますよね?実際あるお店なんですね。
万城目さん:
あります、おいしいです。
―――アイデアのきっかけは?
万城目さん:
生者と死者が交わる場所、そういう切り口で京都を描いたら何か書けるんじゃないかなって。そういうアイデアがある時ふっとわいた。それがきっかけです。
何かしらちょっと一つの出来事を経て、僕なりの主人公たちの姿を借りてちょっと前に行く言葉を残している。
―――一歩の勇気を与えてくれる。
万城目さん:
そうなったら嬉しい。
*夏の京都が生んだ奇跡のような感動作です。
ひとこと
万城目さん、久しぶりに拝見しました。京都を歩きながらのインタビューで、最後に物語に出て来るお店へ。京都御所近くのこじんまりした地元感があるパスタとケーキのお店で、きのことあさりのパスタがすごく美味しそうでしたよ~。(登場人物が好きな一品だとか)本を読んだ人は、必ず行きたくなりそう。観光名所になっちゃうかもですね~。
それでは、また来週。
過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!
ブックコーナーで話題になった作品
夏休みに読みたい一冊。