えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>チェレンコフの眠り-3月17日放送 

 

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年3月17日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

チェレンコフの眠り:一條次郎

 

■内容

「字が読めるのが、そんなに重要なわけ? 世界は文字に書けないことでいっぱいなんじゃないのか?」アザラシのヒョーはたったひとり、世界を漂流する。唯一無二の奇才が放つ、不条理で不可思議、そして深々と胸に突き刺さる、最新長編。
猫のまたぐらよりも暑い夏の日の午後、ヒョウアザラシのヒョーの飼い主、マフィアのチェレンコフが銃殺された。ひとりのこされたヒョーは、チェレンコフの亡霊に促され、アザラシ用ゴルフカートで、荒廃した町へと繰り出す。汚染された土地、プラスチックの雨、奇妙な人々、破壊された次の地球、そして海底の町――。ふくざつな世界の大きなかなしみをめぐる、比類なき物語。(Amazonより)

 

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・4作目にして最高傑作

不条理、不可思議、ユーモアもあり、悲しみもある。今回もクスッと笑える部分もあるけど、(わたしは)冒頭から泣いて、ラストも泣いた。

・主人公は、ヒョウアザラシのヒョ―君。彼はマフィアのボスのバディ

・ヒョウ君の発する言葉に、ハッとさせられることがいっぱいある。

・楽しい日々からいきなり一人ぼっちになるヒョー君。孤独で終末的な世界に放り出された。

不条理ワールドに身を沈めて、もの悲しさとユーモアが相まって、このシュールな世界にどっぷりはまる。

令和の「宮沢賢治」(垣花さん談)

・薄い本なので、読み終えるのがもったいなくなる。

■著者について

1974年2月生まれ。山形大学人文学部卒業。福島県在住。2015年、『レプリカたちの夜』で新潮ミステリー大賞受賞。他の著書に『ざんねんなスパイ』『動物たちのまーまー』がある。(Amazonより)

■感想

薄い本と言うことで調べてみたら192ページでした。その割には、内容が濃そうな感じですね。初めて知った作家さんですが、すでに出版されている3冊も全て動物が装丁に描かれているんですね。これはすべて読みたいです。まずは1冊読んでみよう♪

それではまた来週!

 

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ここに本中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。