えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>広重ぶるう:梶よう子 6月10日放送 

 

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年6月10日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

広重ぶるう:梶よう子 

 

■内容

描きたいんだよ、おれが見てきた江戸の青空を――。〈青の浮世絵師〉歌川広重が謳歌した遅咲き人生! 美人画は「色気がない」、役者絵は「似ていない」と酷評されてばかりの歌川広重。鳴かず飛ばずの貧乏暮らしのなか、舶来の高価な顔料「ベロ藍」の、深く澄み切った色味を目にした広重は、この青でしか描けない画があると一念発起する。葛飾北斎、歌川国貞が人気を博した時代に、日本の美を発見した名所絵で一世を風靡し、遠くゴッホをも魅了した絵師の、比類なき半生を描く傑作長編(Amazonより)

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・歌川広重は意外に遅咲きだった。

・ぶるうはベロ藍(西洋の色彩)で、この色との出会いが広重の人生を変える

・当時は全然売れない広重作品だった。

・ベロ藍との出会いで「この色でしか描けない絵がある」と。

そして捨て身で描いたのが「東海道53次」。

・尽くす妻の話や師匠や弟子の話も。北斎に対する広重の気持ちなども面白い。北斎の嫌な感じも描かれている。

・名声を得た後の後半も色々なことが起きる。

・「えーー」という発見と感動と、こういう風にこの絵が作られたのかと勉強にもなるし、人間ドラマとしても良く書かれている。読後感もよい。

 

■著者について

東京都生まれ。2005年「い草の華」で九州さが大衆文学賞大賞受賞。08年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞しデビュー。16年『ヨイ豊』が第154回直木賞候補に。同作で第5回歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。著書に『北斎まんだら』『連鶴』『赤い風』『はしからはしまで みとや・お瑛仕入帖』『お茶壺道中』などがある。(Amazonより)

■感想

ベロ藍と言われてもピンとこないし、なにそれ?って感じでしたけど、「広重の絵に使われているブルー」と言われた瞬間「ああ、あのブルーね」って想像できちゃうあたり、広重の偉大さを感じずにはいられない。しかし、広重はどんな人?と問われたら、実はなにも知らない。面白そうな本書で、広重のことをこの機会に知ろうと思った次第です。北斎の「嫌なジジイっぷり」も必見!?(笑)それではまた来週!

 

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