王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2023年1月14日はこちら!!
■薬丸岳:『罪の境界』
■内容
無差別通り魔事件の加害者と被害者。
決して交わるはずのなかった人生が交錯した時、慟哭の真実が明らかになる感動長編ミステリー。「約束は守った……伝えてほしい……」それが、無差別通り魔事件の被害者となった飯山晃弘の最期の言葉だった。自らも重症を負った明香里だったが、身代わりとなって死んでしまった飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。この言葉は誰に向けたものだったのか、約束とは何なのか。(Amazonより)
■著者について
1969年兵庫県生まれ。2005年に『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。’16年に『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を、’17年に短編「黄昏」で第70回日本推理作家協会賞“短編部門”を受賞(Amazonより)
■インタビュー
―――身近でいつ起こってもおかしくない話だなと思いました。
薬丸さん:
強く描きたかったのは、実際に事件を起こす加害者の背景を、じっくりと描かなければいけないと思った。どうしてこういう事件を起こしてしまのだろうって不思議に思うんですよね。
―――事件のあともこんなに痛みがあるんだなって。
薬丸さん:
物語の上でしかないけれど、被害に遭われた方には救いがあって欲しい。悪いことをした人間にはそれ相応の報いがあって欲しい。そういう思いで物語を作っています。
*被害者と加害者の人生を描いた感動のミステリーです。
■ランキングで話題になった本
人気シリーズの第三弾!
このミステリがすごい大賞・受賞作!
■ひとこと
「被害者と加害者が救われるものってなんだろう?」そんな課題を残されたような本日のインタビュー。どうしてこんな事件を起こしてしまうのだろう?原因を探ればなにかが見えてくるだろうか。重苦しいテーマではありますが、今読んでおきたい一冊ですね。それでは、また来週!
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