ニッポン放送あなたとハッピー!2023年2月23日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
■本日の一冊 中森明夫:TRY48
■内容
若者たちのカリスマにして元祖・マルチクリエイター、そして稀代のスキャンダリスト。寺山修司が生きていたとしたら――85歳、アイドルグループをプロデュース⁉
寺山のもと、少女たちが令和の日本を駆け巡り、停滞した世の中をひっくり返す!
寺山の再発見という知的興奮にも満ち満ちた、最高にスキャンダラスでアヴァンギャルドな著者渾身の痛快エンタメ長編。(Amazonより)
■放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・オタクとかチャイドルって言葉の生みの親の中森さん。
・TRYは寺山修司の「TERAYAMA」から取った。
・劇作家、歌人のイメージの強いマルチクリエーター寺山修司がもしまだ生きていたら?アイドルグループをプロデュースしてたんじゃないか....という設定の小説。
・47歳で亡くなった寺山氏が、本の中では85歳まで生きているもしもワールド。
・「寺山修司とはなんぞや?」という、おいしいエキスだけを中森氏が軽妙な筆で書き綴る。これを読めば彼が何をやらかして、どんなすごいことをした人物か丸わかりになる構成。すごく勉強になる。
・寺山本としても秀逸。
・サブカル好きのサブ子にも注目。実は私がモデルっぽい、どすこい系「ゆかり」という人物も出てきて「やられた」って思った。
・非常に痛快なエンタメ小説。小説にはまだまだこんな可能性が....というところがある。
■著者について
作家/アイドル評論家。三重県生まれ。1980年代から多彩なメディアで活動する。著書に『アイドルにっぽん』『東京トンガリキッズ』『午前32時の能年玲奈』、共著に『AKB48白熱論争』等。小説『アナーキー・イン・ザ・JP』が三島由紀夫賞候補となる。(新潮社著者プロフィールより)
■後記
そう言われてみれば、寺山修司のことって名前はよく見かけるけどどんな人物かよく知らなかったりする。今日の話から才能溢れた方ということを知り、興味が湧きました。中瀬さんがモデル?って思われる人物も登場するようで、なにかすごい展開が予想されますね(笑)そして中森明夫さん。アイドル評論家でもあるんですねぇ。寺山修司氏同様、中森さんも私にとって謎の人物です。この本は両者のことを知れるよい機会になりそうです。それでは、また来週!
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