えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>世界史の中のヤバい女たち:黒澤ゆはま(2023年6月8日) 

 

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>世界史の中のヤバい女たち:黒澤ゆはま著を紹介。

ニッポン放送あなたとハッピー!2023年6月8日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

世界史の中のヤバい女たち:黒澤ゆはま

作品内容

 

 

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・著者は歴史小説家

強い女は「魔女」と言われてしまう時代の女たちの実際の姿とは?

第一章は超大事!テーマについてここに答えがある。

・各章、その人物がどんな女性だったか、すっと入ってくる。歴史が苦手な人にも読み易い。教科書がこうであったらもっと勉強が楽しかったと思える一冊。

ナイチンゲールのストイックさなども見もの。優しいだけの女性じゃなく、むしろある種「冷徹な天使」とも。数学に強く、システムの構築など、統計グラフのパイオニアとも言える。「すごいんだよ、ナイチンゲールって」と思わず語りたくなる。

・10人の女性たちが出て来る。例えば、中国の強烈な三大悪女や残忍な女兵士など。必ず勇気などがいただける本。しかも世界史のことも頭に入って来る非常にお得な本になっています。

黒澤ゆはまプロフィール

1979(昭和54)年宮崎県生まれ。歴史小説家。著書に『劉邦の宦官』『九度山秘録』『なぜ闘う男は少年が好きなのか』『戦国、まずい飯!』『戦国ラン 手柄は足にあり』などがある。好きなものは酒と猫。作家エージェント、アップルシード・エージェンシー所属。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

どんな女性たちが登場するのか、ちょっと楽しい一冊ですよね。ナイチンゲールなんかは、「白衣の天使」ってイメージしかないわけですが、実際はそれだけではなかったのですね。子どもの時読んだ伝記本は、彼女の顔がイラストだったので、そのイメージしかないのですが、今回、画像検索したら、なるほど、結構、意志の強そうな人であることが写真からも窺えました。本書はそんな意外性にも触れられる1冊なんだと思います。それでは、また来週。

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。