えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【王様のブランチ・BOOK】Wカレン(大友花恋×滝沢カレン)対談企画!(2023年6月24日 )

 

王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。

2023年6月24日放送分は こちら!!

馴染み知らずの物語:滝沢カレン

■内容

■著者について

1992年、東京生まれ。2008年、モデルデビュー。現在は雑誌「Oggi」の専属モデルを務めるなど活躍している。「沸騰ワード10」「行列のできる相談所」「全力!脱力タイムズ」などテレビ出演も多数。朝日新聞社のウェブサイト「好書好日」で「滝沢カレンの物語の一歩先へ」を連載中。著書に『カレンの台所』。(Amazonより)

■インタビュー

―――内容を知っているお話とかはあったんですか?

 

滝沢さん:

内容を知っているお話は書かないように、映画で観たのも書かないようにしてた。

 

―――逆に避けていたんですね。

 

滝沢さん:

そうなんです。なぜならばその作品に引っ張られて似てしまうので、絶対に何も知らないということが自分の掟でした。

 

―――どのお話も個性的で読み易かったから、「普段活字を読むと眠くなってしまう」「普段本を読まない」人にこそおすすめしたいなと思った。中でも私が最初に「うわぁー」って思ったのが、1作目に入っている「九月が永遠に続けば」だった。読み始めて「こういうお話になるのかな?」って思ったところから、話がギュンギュンギュンギュン変わっていくんですね。最初ラブスト―リーから始まったはずなのに、途中ミステリみたいな時間があったり、最後ホラーもあって、読み終わるころには感動している。そういう結末は、決まっている状態で書き始めることが多いんですか?

 

滝沢さん:

「九月が永遠に続けば」は私の中でもものすごい訳の分からない世界に飛び込んだ日だった。ほとんど結末は考えずに書く。

 

―――すごいです。全部つながった時はもう鳥肌でした。

 

滝沢さん:

すごく感情が、、早く書きたいって時があるじゃないですか。その時に(パソコンだと)指が追い付かない。それよりは慣れているスマホの方が、自分の感情をちゃんと乗せられるなと思い、一回パソコンを閉じてそこからは携帯で始まりました。

 

―――今まで書かれた中で筆が進んだ作品は?

 

滝沢さん:

自分が書いていて心地よかったり、涙を流して書いたのが「妻が椎茸だったころ」。これは...ネタバレになったらごめんなさい。夫と妻の話なんですよ。夫側に立ってみた時に、夫目線で書いている。それが結構泣けて...。自分が好きな料理を物語に乗せるのがすごく好きなので、それが二つ、どっくんこした感じがしたので、それも書いていてすごく楽しかったです。

 

*原作を知る人も知らない人も楽しめる、滝沢カレンさんの独特な感性が詰まった1冊です。

 

 

 

 

 

■感想

すごい試みですね!タイトルだけお借りして、内容は自分で書くという。原作者さんはどう思われているのかな。もちろん了解は取られていると思いますが。今回のお話でジェネレーションギャップを感じたのは、筆が乗って来たらスマホで書くっていうこと。スマホの方が速く書けるんですかね。私なんかは全く逆で、パソコンの方が俄然書きやすいんですけどねぇ(⁄-⁄_⁄-⁄) やはや、小説もスマホで書く時代なのかぁ。ということで、相変わらず個性的な滝沢カレンさん。どんな作品か楽しみです。 

それでは、また来週!

■本日ランキングで取り上げられた書籍 の一部

食がテーマのエッセイ

正反対の愛犬2匹との生活

過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!