えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2024>『身代りの女』シャロン・ボルトン 著の紹介

 

『身代りの女』シャロン・ボルトン 著の紹介です。

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2024年5月23日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)

身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・著者はミステリーの書き手として様々な賞を受賞している。

・編集者に「隠し玉的な作品で、めちゃくちゃ面白いから読んで」と勧められた。眠りを阻害される作品。

優等生6人が大事故を起こし、メーガンと言う一人の女性が罪をかぶることに。

・20年後、刑期を務めあげたメーガンが、今や成功をおさめている残りの5人の前に姿を現す。それは彼らと交わしたある約束のために。

 

 

 

 

・身代わり契約の果ての惨劇を、周到なプロットと圧倒的な筆力で展開する予測不能サスペンス。

展開が早く説得力もあるので、病みつきになる。

・自分も7人目の登場人物になって、メーガン側の視点にもなったり、残りの5人になり、「私だったら何を奪われてしまうんだろう」など、凄くドキドキしながら読み進めた。

・刑務所から出て来たメーガンのキャラがこれまたすごい。映像化されそう。

・第二部は誰に感情移入するか?です。

・自分の行動は若い時から気を付けないとなと思った。その一瞬の判断ミスでここまで苦しむことになる。

著者プロフィール

英国ランカシャー生れ。デビュー作『三つの秘文字』がMWAメアリ・ヒギンズ・クラーク賞候補となり高い評価を得ると、2作目の『毒の目覚め』で同賞を受賞、さらに3作目の『緋の収穫祭』とあわせて3年連続ノミネートの快挙を成し遂げた。『緋の収穫祭』はCWA(英国推理作家協会)ゴールド・ダガー(最優秀長篇賞)など多数の賞の候補にもなった。他の著書にCWAスティール・ダガー最終候補となった『身代りの女』などがある。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

やー、話を聴いているだけで、どうなんるんだろう?って気になる内容でした。約束ってなんだろう?刑期を終えたメーガンはどんな姿だったのかな~と、興味をそそられっぱなしでした。ジャンル的には苦手分野なんだけど、これはちょっと読みたいなあ...。

文庫本 672ページ、結構なボリュームで読みごたえはすごくあるんじゃないかな。それでは、また来週!

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。