えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2025>『21世紀のための三島由紀夫入門』 平野啓一郎・井上隆史著の紹介

 

『21世紀のための三島由紀夫入門』 平野啓一郎・井上隆史著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2025年3月27日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

21世紀のための三島由紀夫入門 (とんぼの本)

21世紀のための三島由紀夫入門 (とんぼの本)

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・とんぼの本・ビジュアルブック。芸術新潮の三島由紀夫の特集の一部を単行本化。

・三島由紀夫は今年生誕100年。三島ファンもまだ三島のことを知らない人にもぴったりの本。入門本にもなる。めちゃめちゃ勉強になる。

珍しい写真がたくさんあり、ビジュアル版として見る価値も高い。

薔薇系からの写真とか、自宅でリラックスする写真とか(猫好きの三島)、美輪明宏さんとカラオケしている写真とか、旅に出る三島さん等、ありとあらゆる写真がある。

 

 

 

・三島に心酔している平野さんが選び抜いた15編を濃密に解説。

・井上さんは、衝撃的な人生をつまびらかにする

・その他、生前三島と親交があった著名人の証言も掲載されている。その証言もまた面白い。

・文学者としてだけではなく、人間としてすごく魅力的な人

・これを読むと三島由紀夫がもっと読みたくなる

著者プロフィール

・井上隆史

1963年、神奈川県生れ。白百合女子大学文学部教授。山中湖文学の森・三島由紀夫文学館研究員。専門は日本近代文学。

・平野啓一郎

1975年、愛知県生れ、北九州市出身。小説家。京都大学法学部在学中の1998年、中世ヨーロッパを舞台にした「日蝕」によりデビュー。

(新潮社・著者プロフィールより)

感想

とんぼの本から三島由紀夫とは!と、ちょっと驚きましたが、なるほど、三島もひとつの芸術って捉え方も悪くなさそうですね。とにかくちょっと写真を覗いてみたくなります。表紙の写真もすごい迫力で!美輪さとのエピソードも読んでみたいなぁ~。それでは、また来週!

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。