『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』 村上春樹著の紹介です。
ニッポン放送あなたとハッピー!2025年4月3日放送
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・表題作と「鏡」2編の短編集に、台湾の人気イラストレーターがイラストを担当しコラボしている。
・この2編は40年くらい前、小説家になって間もない初期作品。
・世界中でいまだに世界一好きな短編とまで言われて大人気。
・あらためてこのピクチャーブックで読む。短い小説なので何回でも読めてしまう。
・誰しもが何か心に響くものを持つなと。
100%の女の子とは外見とか性格ではなく、自分にとっての100%。
・そういう女の子と出会ってしまったときの「どうしよう」という感じが溢れる。そして切なさも付き纏う。
・四月のある晴れたですから、ちょうどいま、この短編を読みながら町を歩いたら本当に100%の女の子や男の子とすれ違うじゃないかってくらいの奇跡を起こしそう。
・イラストも丁寧で美しい。村上さんもお気に入りのイラストレターとのこと。
・2編目の「鏡」は少しホラーで怖い、珍しい作品。
・「あとがき」も注目。村上春樹ワールドが満載。
・いくつで読むかによっても全然違う感想になるかもしれない。
・人にプレゼントするにも最適。
・春樹さんは読んだことがない人がデビューするにもこの本は良いと。
著者プロフィール
1949年京都生れ。『風の歌を聴け』でデビュー。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』などの長編小説、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』などの短編小説集や多くのエッセイ集がある。(新潮社・著者プロフィールより)
感想
いわゆるハルキストでなくても、スッと入れそうな短編集ですね。世界で愛されてる短編とのことですので、この機会に読んでみたいと思いました。また、村上さんとホラーってあまりピンと来ないのですが、そういう作品もあったということに驚きです。むしろこちらの方が気になっています。皆さまも是非。それでは、また来週!
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