えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2023>「ツユクサナツコの一生」:益田ミリ著の紹介(2023年7月27日) 

 

ツユクサナツコの一生:益田ミリ著を紹介。

ニッポン放送あなたとハッピー!2023年7月27日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

ツユクサナツコの一生:益田ミリ

作品内容

 

 

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・ほのぼのとした作風の益田ミリさんだけど、本作はミリさんの史上最長編の感動作。ちょっとヤバかった。

作中作にも注目。構造的にもものすごく面白い。

・ミリさんが書いている夏子。作中作は、漫画家・夏子が書く日常漫画。

動物の話も出てきて、それも面白い。

・「え?」って部分があるのだけど、これは放送で言わない方がいいと判断。なにも知らずに読み始めた方がよりこの本の凄さが分かる。「すごい本を読んじゃった!」と。

・何とも言えない感情が渦巻く

・言えることは、毎日丁寧に生きたいな。丁寧に物事を観察したり、考えたりして生活を送りたいなと、私はすごく思った。

コロナ禍の話でもあるので、この本が書棚にあることで私たちがコロナで考えたこととか、どういう日々だったかということを忘れないひとつの記録の本として取っておきたい。

一生この本を本棚にさしておきたいなと思える一冊。

・益田さんの作品に対するイメージ(ほのぼの系)が変わるような一冊。

 

 

 

益田ミリプロフィール

1969年大阪生まれ。イラストレーター。主な著書に、漫画『マリコ、うまくいくよ』(新潮社)、『すーちゃん』(幻冬舎)、『僕の姉ちゃん』(マガジンハウス)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『こはる日記』(KADOKAWA)、『お茶の時間』(講談社)、『泣き虫チエ子さん』(集英社)他、エッセイ『東京あたふた族』(ミシマ社)、『小さいわたし』(ポプラ社)、『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)、『大阪人の胸のうち』(光文社)『小さいコトが気になります』(筑摩書房)他、絵本に『はやくはやくっていわないで』(ミシマ社、絵・平澤一平)などがある。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

益田ミリさんの作品のイメージって確かにほのぼのしたイメージがありますよね。けど、たまにドキッとするほどダークな作品もあり、びっくりした記憶があります。本作も色々な意味でミリさんの新たな一面が見られそうな1冊になりそうですね。一生、本棚にさしておきたい作品って!これまたすごい。読まなければ!!

他のコーナーで紹介

ブックソムリエの前のコーナーでこちらの本も紹介されました。お酒にまつわる文豪たちの強烈エピソードが最高!写真もあるようで、これも見逃せない一冊ですよ!

泥酔文士

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。